はじめに
豆の塔を中心に、立体の街をつくる
建物の真ん中には、高さ17mの豆の貯蔵塔「カスク」が立っています。そのまわりに、らせん状に階を重ねました。ベーカリー、カクテルバー、ティーの売り場が、立体の街の通りのように続きます。
目黒川と桜並木に向かって、いくつものテラスが張り出しています。テラスの軒裏には、大和張りと呼ばれる方法で檜の板を張りました。西側の外壁は、細いワイヤーで支えたアルミの植木鉢の集まりで、隣の住宅との間をやわらかく仕切っています。
01|1階
コーヒーとベーカリー
1階はコーヒーの中心です。焙煎した豆と、イタリアのベーカリー「Princi」のパン、グッズが並びます。
入ってすぐに豆の塔が見えるので、ここが焙煎所であることが体で分かります。


02|2階と3階
ティーと、カクテル
2階は「TEAVANA」のティーの階です。茶葉とフードが並びます。3階はカクテルバー「ARRIVIAMO」で、コーヒーを使ったお酒を出します。
同じ建物の中で、飲むものが階ごとに変わります。一つの店の中で、時間帯によって居場所を変えられます。


03|テラス
目黒川と桜に向かって開く
各階のテラスは、目黒川と桜並木に向かって張り出しています。軒裏の檜の板が、外からの見え方をやわらかくしています。
川に向かって席を並べることで、店の外の景色を店の一部にしています。

04|植木鉢の外壁
隣の家との間を、緑で仕切る
西側の外壁は、アルミの植木鉢を細いワイヤーで支えた立体の緑です。直径16.3mmのワイヤーが、鉢の一つひとつを支えています。
壁ではなく緑で隣の住宅と距離をとる。この店が住宅地に建っていることへの、設計側の答えです。


